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Gazzetta dello Sportでも報道

懸賞 2008年 10月 17日 懸賞

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普段はほとんどフィギュアネタのないイタリアNo.1のスポーツ紙La Gazzetta dello Sport
でも、今日の34面でかなり大きくランビエール引退の記事を掲載しています。
イタリア人選手でもないのにこの異例の扱いは、つい先日トリノとミラノのショーに出演したばかりというのもあるでしょうけど、ニュースの衝撃度の大きさも感じられます。

ランビエール、23歳で現役引退
僕はぼろぼろです。我慢しても無駄です


先週の土曜日の夜、すべてから解放されたかのようなタンゴに、ミラノのGolden Skate Awardsの観衆は魅了された。
そして火曜日に、最初の警報があった。ISUのGPSのスケート・カナダ(オタワ)とボンパール杯(パリ)のエントリーの両方をキャンセルしたのだ。
昨日、ベルンでアナウンスがあった。2度の世界チャンピオン、2006年トリノオリンピックの銀メダリスト、23歳のスイス人ステファン・ランビエールが苦悩の多い現役を引退する、と。

「僕は長い間熟考した後でこの決断をしました。正しい選択だと思います。健康が一番大事なんです。今から新しい人生のページをめくります。
医者から医者へと渡り歩いて7ヶ月が経ちましたが、ヨーテボリでの世界選手権以来悩まされていた左脚の内転筋のケガを治すすべは、とうとう見つかりませんでした。
いまだに痛みを感じているこの状態では、練習をすることは不可能です。また、かつての自分のレベルにとどまることができないのなら、この現実に屈服した方が意味があると思います。
どのみち、このフィギュアの世界にとどまるので、エキシビションを通して、観衆やファンの皆さんと僕との関係は変わることはありません」


その通りではあるが、今までと全く同じというわけではない。なぜなら、そのカリスマ性、芸術性、舞台での存在感において、ランビエールはここ数年間、もっとも感動を与えることのできる選手の一人だったからだ。

彼の引退宣言は、数週間前の現世界チャンピオン、カナダのジェフリー・バトルのそれに続くものだ。男子フィギュア界のトップクラスは突然その様相を変えることとなった。
トリノオリンピック以後、すでにモチベーションの低下のために、ステファンの引退は囁かれてはいた。
しかし、今年の夏、彼は長年のコーチであるペーター・グリュッターのもとを離れ、、ヴィクトル・ペトレンコとガリーナ・ズミエフスカヤのコーチングを受けるため、アメリカ(ニュー・ジャージー州ウェイン)に拠点を移すことを決意したが、燃え上がったその情熱もすぐに消えてしまったのだった。

Andrea Buongiovanni/081017 La Gazzetta dello Sport

by ciao_firenze | 2008-10-17 12:06 | フィギュアスケート

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