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パドヴァ

懸賞 2011年 11月 24日 懸賞

4日目はヴェネト州のパドヴァへ。現地在住の友人に案内していただきました。

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ジョットのフレスコ画の名作でびっしり覆われたスクロヴェーニ聖堂は、美術史愛好家には必須の場所です。
現在はネットで見学予約をし、予定時間の15分前から温度と湿度がコントロールされた控えの間で待ち、時間が来たら15分間で見学を終えなければ行けません。
もちろん内部は撮影禁止。限られた時間内で見るためには、十分な予習をした上で、オペラグラスを持参しての見学をお薦めします。

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エレミターニ教会は数々のフレスコ画で飾られていましたが、1944年の空爆でほぼ全壊。中でも後陣のオヴェターリ礼拝堂にはマンテーニャの「聖クリストフォロスの殉教と遺体の運搬」は、かなり破壊されてしまいましたが、拾える部分は細かいかけらまで拾ってパズルのように復元されています。

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チェントロのラジョーネ宮殿の前には、八百屋や香辛料の屋台が出て賑やか。

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大聖堂と洗礼堂。洗礼堂内部はジョットの影響を受けたジュスト・デ・メナブォイの「神の顕現」他、キリストと聖者を描いたフレスコ画でびっしり覆われていて圧倒されました。

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チェントロの旧ゲットー地区。狭い小路が続き、現在ではちょっとおしゃれな地区になっています。

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ガリレオも教鞭を執っていたパドヴァ大学。英語またはイタリア語のガイドツアーで、解剖室などを見学できます。

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パドヴァの守護聖人を祀るサン・タントニオ教会。聖アントニオの舌と下あごの一部は聖遺物として現在でも人々の信仰を集めています。

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ドナテッロのブロンズの傑作ガッタ・メラータ騎馬像。

ヴェネツィアの支配下にあったパドヴァは、予想していたよりも大きくて見所もたくさんありました。お友達のご案内のおかげで効率よく楽しく見所を回ることができました。

by ciao_firenze | 2011-11-24 09:26 | 旅行

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