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ランビエールインタビュー@ロシア語 その2

懸賞 2010年 11月 04日 懸賞

10/21付けSport Express記事に掲載されたランビエールのインタビューの第2部です。

試合が少し恋しくはないですか?
いいえ、それほどでもないです。僕はすでに十分にタイトルを持っているし、自分がやっていることが好きです。フィギュアスケートを芸術的な方向に発展させていければ、と思っています。
同時に、他の選手たちがどのように演技するか、すごく見てみたいんです。シーズンが始まるのが待ち遠しくて仕方がありません。今は興味のある試合を1つも見逃さないように、注意深くプログラムや採点を見ようと思っています。というのも、自分が練習して試合に出ていた時には、他の選手のプログラムをじっくり見る時間がなかったからです。もっと正確に言うと、僕はフィギュアスケートを内側から見ていたんですね。そして今になって初めて、フィギュアスケートを外側から、より興味深く見ることができるようになりました。


どうしてバンクーバー・オリンピックの直前に現役復帰したのですか?あなたがおっしゃったように、すでにたくさんのタイトルを獲得していたし、コマーシャルスポンサーもすでにたくさんついていたと思いますが。
うーん、良い質問ですね。トリノで銀メダルを獲得してから、僕は猛烈にバンクーバーを夢見るようになったんです。当時の僕は、表彰台のさらに上に乗ることを夢見ました。ある程度の時間が経てば、2位のことなど一般には忘れられてしまうからです。
自分がバンクーバーに向けて備えてきたことを思い出し、練習し、その後数日考えた末、ケガのことを考えて、一旦は復帰への熱狂をあきらめました。大きな観点から考えると、ケガで僕の人生はぼろぼろになっていたからです。自分の人生はまだまだ続くということを、僕は一時忘れてしまっていましたが、同時に治療は続けていました。そして、ケガの状態が良くなり、真剣な練習が再びできるようになったとわかったとたんに、バンクーバーへの夢が突然再燃したんです。
今でも説明することはむずかしいですね。あなたは"なぜ?"と質問されました。でも僕にはどうしてなのか説明できません。でもそれが夢だったことはわかっています。


おそらく、オリンピックは特別な試合だからでしょうか?
まさにその通りです。2002年のソルトレークシティに出場したとき、僕は16歳でアメリカに行ったのは初めてでした。それで、そこではすべてが巨大なディズニーランドのようでした。やることなすことがすべて新しい経験で、ポジティブに感じました。でも、すべてが自分自身に現実に起こっていることとは思えず、どこか遠くの、まるで映画の中にいるかのようでした。
トリノでは全く違いました。試合はものすごいストレスでした。たぶんこの違いは、ソルトレークシティでは僕は若手新人選手だったけど、トリノではメダルを狙って戦えると自覚していたからだと思います。緊張感は半端ないもので、練習中も、休憩中も、街中を散策している最中も、一瞬たりとも緊張感なしでいることはありませんでした。といっても、散策など全くしなかったと思いますけどね。
試合がどういう風に終わったかはよく覚えています。大変重要な試合で銀メダルを獲得しました。あの時は、本当に僕の人生の中で一番幸せな一日でした。僕は地球上で一番幸せな男だったんですよ。頭では理解していたのだけど、そのような幸せを現実としては感じられませんでした。それほどストレスから解放されるのはむずかしかったんです。
バンクーバーについてはすでに述べました。いつかまた、言いたいことが新たに出てくるかもしれませんけどね。


(続く)

by ciao_firenze | 2010-11-04 12:09 | フィギュアスケート

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