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NHK杯感想・ペア&女子&エキシビション

懸賞 2010年 10月 25日 懸賞

ペアは勉強不足で、恥ずかしながらパン/トンと高橋/トランしか知りませんでした。パン/トンは、さすがの演技で文句なしの優勝。2人だけの完璧な別世界でした。
高橋/トランは、気の強そうな成美ちゃんとおとなしそうなマービンという2人でしたが、技術がしっかり向上してきて、あぶなげがなくなってきました。
2位のバザロワ/ラリオノフは、ロシア若手期待の星。こちらもダンスのイリニフ/カツァラポフ同様、ソチへ向けての期待の星ですね。

女子については、普段からあまり語らないし、他にいくらでも詳しい方がいらっしゃるので、本当に個人の感想を簡単に。
久しぶりに良いコストナーを見られました。でも練習のときからジャンプもあまり危なげがなかったので、ここ最近の不調を乗り越えられたらいいなと思います。
スタンフォードに入学する文武両道のフラットは安定感があって貫禄のある演技。
そしてなにより、女子は「佳菜子、恐ろしい子」の一言です。ショートでは年齢相応の若々しくキュートな表情、はつらつとした演技、正確な技術で一気に会場を魅了しました。さすがにフリーはシニアの競技会ということで緊張したらしく、ショートのようにはいきませんでしたが、初シニア参戦のGPSで3位入賞とは、まさに末恐ろしい。これから体型変化など、女子選手を待ち受けている壁を乗り越えて、さらなる成長を見守りたいです。
非常に残念な結果となった真央ちゃんも、きっと今の大きなスランプを乗り越えて、女子フィギュア界を今後も引っ張っていく存在であり続けてほしいものですね。

エキシビションは、基本的に楽しむもので、細かいことをどうこう言うのは無粋だと思いますが、印象に残った点をいくつか。
まさに「美しすぎるスケーター」のキーラ・コルピは、パンツスーツの警官スタイルで"If I Were A Boy"というプロ。途中でパンツと上着を脱いで女の子に戻るのですが、何も知らずにボーっと見ていた全国のお茶の間のオヤジさんたち、あまりの美しさにきっとノックアウトされただろうなぁ、などと思わずオヤジ発言をしたくなるきれいさでした。
"Be Italian"で娼婦を演じたカナコちゃん、私はDOIで見て覚悟していたけど、これまた何も知らずにただの子供だと思っていた全国のオヤジさんたちは、ギョーテンしたんじゃないでしょうか(笑)。
全体的にダンスやペアは若い選手が多かったせいか、ロックンロールなどのビートの利いたハイテンポな曲調が多く、しっとりと美しい演技があんまりなくてちょっと残念。そんな中、「見果てぬ夢」を演じたパン/トンの演技はため息モノでした。
あとは、デイヴィス/ホワイトのアンコール。昨シーズンのODのインド舞踊でしたが、高速ツイズルが目の回りそうな速さに会場はどよめきました。

帰宅後、録画をチェックしたところ、やっぱりフィナーレの最後の選手たちの周回までは収まりきれず。18時ぴったりに放送が終了しちゃうのは、毎年のことながら残念です。

by ciao_firenze | 2010-10-25 16:24 | フィギュアスケート

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