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ランビエールインタビュー・その1

懸賞 2009年 10月 07日 懸賞

Absolute Skatingにネーベルホルン杯優勝後のランビエールのインタビューが掲載されたので、ご紹介します。

ランビエールとロッカールームで Nadin Vernon

2度の世界チャンピオン、そしてオリンピックの銀メダリストのステファン・ランビエールが、怪我のためにあまりに早い引退をしたのは昨シーズン、そしてこの夏の競技への復帰宣言。その時の彼の最初の目標は、先週オーベルスドルフで開催されたネーベルホルン・トロフィーで彼の国にオリンピックへの出場権をもたらすことだった。

木曜日に活動を開始したステファンは、信じがたい新しいショート・プログラム、ロッシーニの『ウィリアム・テル/序曲』で聴衆を驚愕させた。とてもパワフルで、なおかつ、この上なく優雅なステップ・シークェンスと振り付けのこのプログラムは、明らかにバンクーバーに照準を合わせている。木たるオリンピックに向けて、スイスを代表するこれ以上のプログラムはあるだろうか?

続く金曜日には魅惑的なフリー・プログラムが披露され、ステファンは2位に26ポイントもの差をつけて優勝した。彼はまた、この試合で初めて彼のことを生観戦した多くの新たなファンを獲得するのにも成功した。

こうして今季最初の目標は達成された。しかし、ステファンはスイスが望んでいた出場権を獲得しただけでなく、彼が本当に戻ってきたということを明らかに示したのだった。

このステファンへのインタビューは、土曜日に男子のエキシビションの練習と女子のフリー・スケートの間に行われた。私たちはリンクのエントランス・ホールの記者会見エリアで会い、その場がとても静かだったので、そこで長々と話し始めた。しかし女子の競技が終わると、ホールはどんどん混雑してきて、私たちは移動せざるを得なくなった。一番近くの場所はすぐそばのロッカー・ルームだったので、そこに入った。ステファンは、インタビュー場所としては適していないとすぐさま指摘した。「ごめん、ここはあんまりセクシーじゃないね」

まず最初に、おめでとう、ステファン。戻ってきたことについてどう感じていますか?
とっても素晴らしい気分ですよ。僕はここオーベルスドルフでとてもいい時間を過ごしたし、みんなの応援に本当に感動しました。まだ本当にシーズン始めの時期なのに、自分のパフォーマンスにはとても満足しています。

去年は本当にたくさんのことが起こりましたね。1年前には、あなたはまだ引退宣言すらしていなかったんですよ。
ええ、去年の10月には僕は滑れませんでした。とても激しい痛みがあって理学療法をしていたんです。そのため、練習スケジュールが滅茶苦茶になりました。氷に上がってスピンをすると痛みのためにやめなければならず、そのあと数日間は練習が出来なかった。僕はこれではどうしようもないと気づきました。自分の体を壊したくなかったし、ずっとスケートを続けたかったから、二度とスケートができなくなるのは嫌だったんです。それで僕は自分の体に聞いてみました。2ヶ月の休みを取り、少しずつ力をつけていくようにゆっくり再開したのです。カナダである理学療法士に出会い、彼女にとても助けてもらったおかげで、どんどん良くなってきました。実際、過去2週間は全く痛みを感じなかったんですよ。

それは素晴らしいニュースですね。いまだにゆっくりと取り組んでいるのですか?それとも100%元の状態でトレーニング出来るようになったのでしょうか?
以前のように毎日フルでトレーニングしていますよ。

ファンタスティックな新しいショート・プログラムを見せてくれましたね。これまで見た中で一番短いショート・プログラムだと思います。2分50秒間が一瞬のうちに過ぎ去るかのように感じました。
うん、僕も同じように感じますよ(笑)。このプログラムのすべてがとてもすばやく簡単なんです。サロメと一緒にたったの3日で、あまりに簡単に振り付けました。

この曲を使おうとずっと考えていたんでしょう?
ええ、ずっと前からこの曲を使いたいと思っていました。「トムとジェリー」や他のアニメを思い起こさせますよね。誰もが知っていて、すごくパワフルで。僕たちは何かコミカルで愉快で、それでいてセンスのいいことをやってみたかったんです。だからこの結果にはとても満足しています。

ここオーベルスドルフでの観客の反応はすごいものがありましたね。見ているだけでもとて面白いプログラムでした。きっと滑る方は信じられないほど楽しいのでしょうね。
本当に楽しいですよ。でも実際のところは、木曜日には僕はとってもナーバスになって緊張していました。だから演技中、特にサーキュラー・ステップ・シークェンスの時には、かなり張り詰めていたんですよ。

ショート・プログラム用の新しい衣装は素晴らしいものですね。どのようにデザインを思いついたのですか?
僕はデッサンは描かなかったんだけど、チューダー朝の衣装が本当に好きなんです。だから衣装デザイナーに、ショーを見てThe Tudors(訳註:追記参照)をベースにしてほしいと頼みました。その後、目立たないけど全体にインパクトを与える細かい部分をいろいろと付け加えました。そう見えるかどうかはわからないけど、生地をちょっと古めかしく見えるようにして、古着っぽくしたんですよ。それに大きな襟がとってもお気に入りなんです。

追記:The Tudorsはヘンリー8世が主人公のテレビドラマ(TSUGUMIさん、情報ありがとうございました)。日本でも11月からAXNミステリーチャンネルで放送されます。http://mystery.co.jp/program/tudors/

by ciao_firenze | 2009-10-07 14:11 | フィギュアスケート

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