ダルアチア地方の旅

懸賞 2012年 07月 05日 懸賞

第6日7/4(水)はアドリア海岸を南下し、まずはザダールへ。
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10世紀にダルマチア地方の中心都市として栄えたザダールは、古代イリュリア人、そして古代ローマ人によって築かれた古い歴史の町です。
紀元前1世紀から町の中心だったフォーラム付近からは遺跡が多数見つかっています。

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かつて教会だった建物。王室礼拝堂のみに使われる円形でかなり古い建物です。音響が良いので、最近はコンサートホールとして使われているそうです。

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唯一現存している古代ローマの円柱。中世時代には悪いことをした人が縛り付けられてさらし者にされたため、「恥の柱」と呼ばれています。後方はセルビア正教の聖イリヤ教会の鐘楼。

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正教会は主祭壇ではなくイコノクラシスがあるのですぐにわかります。

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聖ストシャ大聖堂。

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ザダールの町は、第4次十字軍の時に破壊されたので、その影響を受けて建設が一時中止されました。そのため、ロマネスクとゴシックの様式が混じっています。

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サン・マルコのライオンのついた「陸の門」。ヴェネツィア共和国領になってからは、ザダールはアドリア海岸の重要な中継ポイントとして栄えました。

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さらにアドリア海を南下し、シベニクへ。ここは珍しく古代ローマ起源ではなく、11世紀に中世クロアチア国王ペタル・クレシミル4世の統治下で発展しました。

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メインストリートはこれらの細い通り。

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「中世にタイムスリップしたような町」という表現はいかにも陳腐だと思っていたけど、まさにその言葉しか思い浮かびません。

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世界遺産の聖ヤコブ大聖堂。

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こんなに美しい町なのに、内戦時にはこの教会も被害を受けたそうです。

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大聖堂の建築者ユライ・ダルマチナツによる洗礼堂の天井。

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外壁には建築当時の15世紀の実在の町の人たちの顔が並んでいます。

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# by ciao_firenze | 2012-07-05 12:58 | 旅行

プリトヴィッツェ国立公園

懸賞 2012年 07月 04日 懸賞

第5日7/3(火)は丸1日プリトヴィッツェ国立公園の散策です。
国立公園になる前は、付近に住んでいた人々が生活用水として使ったり、釣りをしたり、泳いだりしていたそうですが、今は国立公園どころかユネスコ世界自然遺産に指定されています。
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プリトヴィッツェ国立公園は、16の湖と90以上の滝が点在する景勝地。

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石灰の大地を長い時間をかけて通ってきた水の色!

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木道の上を歩きます。

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湖と湖の間の高低差のために、無数の無名の滝が流れています。

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信じられないくらい透明度の高い水。

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どうしても水面ばかり見てしまいますが、ブナの原生林もすばらしい。

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高さ78mのプリトヴィッツェ滝。

写真ではとてもスケールの大きさが伝わりません。とにかくあくまでも透明な水の色、深い緑は実際に見てこそ、そのすばらしさがわかるものでしょう。
相変わらず猛暑のクロアチアですが、木陰の水辺を渡る風、可憐な野の花、美しい野鳥の鳴き声。

そして夕食後、ホテルの庭から散策に出てみると、数え切れないほどの蛍の群れが。幻想的に光を放ちながら飛び交う蛍の姿は、この世のものとは思えない美しさ。まさに生涯忘れられない経験となりました。
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# by ciao_firenze | 2012-07-04 01:16 | 旅行

移動日

懸賞 2012年 07月 03日 懸賞

第4日7/2(月)はポレチェからイストラ半島を横断、リエカを経由してプリトヴィッツェ国立公園までの移動日。
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クロアチア第3の都市リエカは古代ローマ人がトルサットの丘に定住したのが町の起源。

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当時のローマ門がそのまま残っています。

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川崎と姉妹協定を結んでいる港湾都市。

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ハプスブルグの影響が色濃く残り、東欧の町の雰囲気です。

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町の守護聖人聖ビートを祀る聖ビート教会は円形。

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途中通過したカルロヴァッツ近郊は、クロアチアの内戦時に最前線になった場所です。のどかな田舎の集落の家の壁にも銃弾の跡が残っていたり、砲撃を受けて屋根がなくなっていたり。壊れた戦闘機や高射砲、戦車などを残し、当時を忘れないための公園がありました。

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水車小屋やカフェのあるおとぎ話のようなかわいいラシュトケ村も見学しました。

プリトヴィッツェ国立公園内のホテルに到着。軽井沢のような避暑地らしく、部屋に冷房設備がありません。この猛暑の中、蒸し風呂のような部屋に2泊することに(>_<)
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# by ciao_firenze | 2012-07-03 06:07 | 旅行

イストラ半島の町めぐり

懸賞 2012年 07月 02日 懸賞

第3日の7/1(日)はイストラ半島の町巡り。
交通の要所にあるイストラ半島は、古代ローマ帝国、ビザンチン帝国、ヴェネツィア共和国、神聖ローマ帝国と、長い間大国の支配を受けてきたところです。

ポレチェからバスで1時間、ロヴィニ(イタリア語名はロヴィーニョ)を目指します。
ところで人類の歴史以前、信じられないことにこの海辺付近まで氷河が来ていたということです。氷河期終了と共に氷が溶け、なんとフィヨルドができたのです。
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リム・フィヨルドは海岸線から12kmも内陸部に入り込んでいます。

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ロヴィニはかつては島だった町ですが、今は地続きです。

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明るい色の建物が連なり、さながら運河のないヴェネツィアのよう。

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町の一番高いところにある聖エウフェミア教会は、ディオクレティアヌス帝の大迫害で殉教した聖女エウフェミアを祀っています。
今日は日曜日なので、この聖女像の後ろにあるエウフェミアの棺が特別に開いていました。また、教会ではミサの後、たくさんの赤ちゃんの洗礼式が行われていました。

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透明度の高いアドリア海はまさにバカンスシーズン。

この後ポレチェに戻り、世界遺産のエウフラシウス聖堂へ。
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色モザイクで装飾された聖堂。

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キリスト教が公認される前には、個人邸宅にこっそりと人々が集まり、ミサを行っていました。その場所の目印だった魚の床モザイク。
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金色に輝く荘厳な祭壇。
ビザンチン帝国に支配されていた時代、5、6世紀のモザイクは、その技巧から、ラヴェンナのサン・ヴィターレ教会のモザイクと同じ職人(群)が作ったものとされています。実際にラヴェンナで見た数々の教会のモザイク壁画と酷似しています。

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右側廊に残っているモザイクの一部。

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こちらは左側廊の残存モザイク。
今は主祭壇周りだけにしか残っていないモザイクですが、ラヴェンナの教会のように、聖堂内部がたくさんのモザイクに飾られていたはずです。

それにしても暑い!北アフリカの砂漠を越えてきた熱風シロッコが吹いているようですが、本当に想像外の尋常ならざる暑さとしか言えません。ばてないように気をつけなきゃ。
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# by ciao_firenze | 2012-07-02 03:00 | 旅行

熱波襲来のヴェネツィアからポレチェへ

懸賞 2012年 07月 01日 懸賞

第2日6/30(土)はほぼ1日ヴェネツィアで自由行動。
だがしかし、ヴェネツィアには熱波が襲来し、尋常ならざる暑さ。しかも湿度がかなり高いので、町の中は磯臭いというよりもドブ臭さが・・・。
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路地から路地へ進むと、途中ぽっかりと小さな広場が。

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ドメニコ会の大きな教会、サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂

ヴェネツィアに行くたびにこの教会に行きたかったのだけど、サン・マルコ広場からの路地が入り組みすぎていて今まで断念していました。が、ホテルから近かったので、ホテルのフロントで道順を聞いてからやっと行けました。壁は煉瓦造りです。
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内部の身廊と主祭壇自体はシンプルな作り。

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内部にはヴェネツィア派の巨匠ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリの多翼祭壇画」やヴェネツィア共和国のドージェ(元首)たちの記念碑、ヴェロネーゼの「受胎告知」「聖母被昇天」「牧者の礼拝」の傑作や、16世紀から伝わるステンドグラスなど、美術品が山ほどあります。

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リアルト橋から見たヴェネツィアのメインストリートS字大運河(カナル・グランデ)。まるで真夏の湘南海岸のようにゴンドラやらヴァポレット(水上バス)やらモーターボートやらでごった返しています。

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リアルト橋のたもとからサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂までヴァポレットで移動。

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中央主祭壇左にあるティッツィアーノの「聖霊降臨」

さらに聖具室にはティントレットの「カナの婚礼」などの大作があります。サン・マルコ河岸側から見るととてもフォトジェニックな聖堂ですが、それだけにとどまらず、一度は訪れないともったいない教会です。
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あまりの暑さにこれ以上の教会巡りは断念。ヴァポレットでザッカリア停車場まで戻りました。海から見るサン・マルコ河岸の鐘楼、ムーア人の時計塔、パラッツォ・ドゥッカーレは壮観。いにしえのヴェネツィア人たちにとっての「表玄関」と言われるには納得の光景です。

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夕刻、高速艇で2時間、ポレチェへ。

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入国審査はほぼなく、いよいよクロアチア領内に。ポレチェは完全なリゾート地です。ヴェネツィアよりも湿度が低く、少しは快適。
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# by ciao_firenze | 2012-07-01 07:55 | 旅行