ランビエールインタビュー@ロシア語

懸賞 2010年 05月 12日 懸賞

5/7付けsport.uaにランビエールのインタビューが載っています。
ウクライナのスポーツサイトですが、ロシア語のインタビューです。

この街を忘れない

スイスの有名なフィギュアスケーター、ステファン・ランビエールがアイスショーのKings On Iceに参加するため、ごく最近、初めて我が国を訪れた。キエフ・スポーツ・パレスでの出演の前に、ウクライナの印象や将来の計画などについて語った。

Kings On Iceの出演者の皆さんは、キエフに来るのが、特にウクライナ・ポーランド間の国境では大変だったようですね。(注:スケーターたちはポーランドを通過する許可を持っていなかったため、ウクライナ国境で数時間を過ごさねばならなかった。)このことは申し訳なく思っています。ウクライナ国民を代表して心からお詫びを申し上げます。
そんな、とんでもない!まぁ、でも国境はちょっとした問題でしたね。

ちょっとした?
でも誰も文句は言いませんでしたけどね。誰も大騒ぎはしなかったですよ。ただ待たされましたけどね。うまくいきましたよ。ただ6時間もの間、国境で足止めを食らいました。何もすることがなく、食べ物もトイレもなくて・・・。いえ、トイレはあったんですけど、これがまたかなり酷いトイレで・・・。僕たちにとっては初めての経験でした。ここ(注:スポーツ・パレス)もなんですけどね。トイレがとってもヘンですね。

キエフを観る時間はありましたか?
昨日はオフでショッピングの日でした。それで、僕たちはタクシーに乗って中心部の広場まで行きました。記者会見の前に街を見て回り、ランチをしてからホテルに戻りました。でも記者会見の後にも、改めて広場に出かけて大通りを散策し、ルイ・ヴィトン、グローブ、ザーラで買い物をしました。

そのスカーフはキエフで買ったんですか?(ステファンの首にはヴィトンの黒いスカーフが巻かれていた。)
そうだよ!この"不条理な"街の思い出としてね。これを身に着けるたびに、ウクライナの旅を思い出すことでしょう。何か思い出になるものがほしかったんですよ。

もう一度キエフに来たいですか、と聞くのが怖いんですけど。
うん!もちろんですよ!また来られたらすごくうれしいです!昨日、クレシャチクを散歩していたら、1人の老婦人が僕のことに気づいてくださったんです。本当にうれしかった。「ああ、神さま!」って。(失神する真似をする。)本当に楽しかったですよ。

”Thin Ice"(3/19~3/21にアメリカで開催された)の感想を聞かせてください。気に入りましたか?何が一番大変でしたか?
とっても気に入りましたよ!大変だったのは、3日しかなかったということです。3日間でいい演技をするのはとても難しかったです。たとえば他の選手たちはペアスケーターなので、リフトのやり方を知っています。僕は静香(注:2006年トリノオリンピックの女子金メダリストの日本人・荒川静香で、このショーでステファンはペアを組んだ)と組みました。こんな経験は今までにしたことがなかったし、本当に大変でした。3日間ではとても手に負えないようなことを学ぼうとすることで、僕たちは時間を失いたくなかったんです。それで、僕たちは振り付けと音楽のリズムに集中しました。リフトやその他、3日間では学べなかったであろうことではなくてね。静香はすばらしい人です。とても一生懸命練習するし、落ち着いていて冷静な人です。たぶん僕とは正反対です。僕はいつも感情的でちょっとクレージーなので、彼女は僕にとって本当に理想的でした。僕たちはとてもいいカップルでした。この経験の後、僕たちはとても仲良しになったんです。

ロシアでも同じようなショーがあるのをご存知ですか?ペアの1人はスケーターではなくて、歌手や俳優というスターなんですが。
ええ、知ってますよ。いくつか録画を見たことがあります。特にヤグディンが出ていた回とか。でもこの手のショーはスイスにはありません。

もしこのような企画への参加の打診があったら、あなたは受けますか?
そうですねぇ。(考える)考えてみましょうかね。僕だけでなく、エージェントも、僕にとっていいことかどうかを考えるでしょう。たとえばいいパートナーが見つかって、僕にとって興味のある人、つまり僕にどう演じるべきか、どのように楽しめばいいかを教えてくれるような人がいれば・・・。僕は無意識には楽しむことはできるけど、それを繰り返すことはできません。だからパートナーとして女優さんのような人がいれば。

最近のロシアへの旅行とファン・ミーティング(注:3月末)は楽しみましたか?
はい、楽しみましたよ!ロシアの女の子たちと過ごした時間は忘れがたいものでした。たくさんの女の子たちがTシャツ(注:スイス国旗の絵柄)を着ていました。部屋に入った時、「うわぁ!」15人ぐらいかと思っていたけど、ものすごくたくさんいたんです!(注:100人以上)本当に信じられないことでした。でも同時に、僕のスケートを愛してくれるこんなにたくさんの人たちの顔を見ることができたのはとってもステキなことです。この出会いは、僕に元気をくれました。

モスクワのKings On Iceの時に、他のスケーターのために花束を持って来たのに、"Ne Me Quite Pas"を見た後にリンクにその花束を投げ込んだ人がいるんですよ。
うわぁ、それはとってもうれしいですね!

あなたはモスクワの人々のことが気に入りましたか?
僕はロシアが好きです。良い思い出ですし、これからも決して忘れないでしょう。僕が今までスケートをした中でもっとも良い場所の一つです。これは本当ですよ。たとえば僕のことを暖かく迎えてくれる日本で滑るのが好きですが、それとは比べることはできません。ロシアには、言葉にはできないけど、感じることができる、何か古い歴史やバックグラウンドがありますね。

最近あなたのサイトでは、あなたの名前のブランドの洋服やアクセサリーが買えるオンラインショップがオープンしましたね。これらのコレクションについて話してください。誰の企画で、誰がロゴを考えたのですか?
今のところ、僕のサイトではいくつかの商品しかありません。もちろん、今後もっとラインが増えますよ。もしかしたら来年、スケーターのためのコレクション(シャツ、パンツ、その他スケートをするのに必要なもの)を準備できるかもしれません。それから、いつか、たとえばスケーターが満足できるような衣装のためのセミナーを開くことができたらいいな、と思います。現在、男の子や男性のフィギュアスケーターが良い衣装を見つけるのは大変なんですよ。だから彼らの助けになるようなことができたらいいな、と。今は、Tシャツや携帯アクセサリー、キーホルダーなどをそろえています。でもこれはスタートに過ぎません。コレクションはどんどん増えていくでしょう。
ロゴを決めるに際しては、1人のデザイナーの助けを得て、いろいろなバリエーションについて丸1ヶ月間議論しました。これは本当に大変な作業でした。僕は彼にいくつかのアイディアを伝え、それから彼がデザインを描きました。丸1ヶ月の間、僕には気に入ったものがありませんでした。これは本当に、本当に大変な作業でしたよ。いくつかのロゴはあまりにモダンすぎたり、あまりにごちゃごちゃしすぎたりだったんです。丸いSとLの文字を、より角ばった他の文字と組み合わせるのが難しかった。でも最後の最後には、僕が本当にすごく気に入ったロゴが出来上がりました。
これから僕はスイスに帰って、僕のコレクションを一緒に作る人たちと会い、将来の計画について話し合わなければなりません。もちろん、もっとフィギュアスケートと関わる方向のこともやってみたいです。


あなたは試合のバッジを集めていますか?
いいえ、オリンピックのだけです。(注:今のところ3つ)

メダルはどうしているんですか?
特別な場所に保管しています。

家の中、それとも・・・?
特別な場所(微笑む)、秘密の場所です。僕と一緒ではないんだけど、安全な場所です。

スイスという国の特徴を短い言葉で説明してください。
スイスは、さまざまな言語に分かれた国の集合体です。外国を訪れるたびに、その国に対する人々の愛国心を感じるものです。たとえばアメリカでは、どこに行ってもアメリカン・スピリットを感じられます。ウクライナやロシアに行くと、地元の人たちの国に対する誇りを感じることができます。日本でも同様です。でもスイスは、説明しにくいのですが、ちょっと違うんです。おそらくこれは小さな国なのに4つの言語(注:スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)に分かれていることに原因があるのかもしれません。特に大きなトラブルがあるわけではないですし、争うこともありませんが、お互いの言語を理解していないためにスイス人同士でコミュニケーションが上手く取れないのは、ばかばかしいことですね。スイスがもっと強く、一体化してくれることを希望します。

まだ実現していない夢はありますか?
はい。この夢は、父と母から家族の大切さを受け継いだことと結びついています。自分の子供たちには良い教育を受けさせ、家族の大切さを守り、子供たちにも伝えていきたい。家族は僕が持っている中で一番大切なものなのです。

近い将来にはどんなことを計画していますか?
5月にはショーはないので、1週間の休暇を取って母と一緒にポルトガルを訪ねます。それから他のフィギュアスケーターと一緒に仕事をしたいと思っています。

振付師として?
はい、そのようなものです。でも今のところは誰と、ということは言いたくありません。3人ぐらいかもしれません。すごくわくわくしています!楽しいと思いますよ。もうちょっとしたらわかりますよ。

ステファンの新しい仕事がうまくいくように、そしてまた我が国に彼が来てくれるように祈ります。
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by ciao_firenze | 2010-05-12 19:58 | フィギュアスケート

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