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SP終了後のランビエールのコメント@Le Matin

懸賞 2009年 09月 25日 懸賞

9/24Le Matin記事です。
ズルしてフランス語→イタリア語に直してから訳したので、間違っている箇所があるかもしれません。

氷の上でスピードアップした

4回転の転倒にもかかわらず、ステファン・ランビエールはロッシーニの「ウィリアム・テル」の音楽で滑り、とても質の高いショート・プログラムを疲労した。なんと難しい振り付けであることか!まさにオリンピックにふさわしいプログラムである。

4回転で転倒してしまった。そして?その後は本当に目がくらむようなすばらしい演技だった。ロッシーニの「ウィリアム・テル」の音楽で滑っているステファン・ランビエールは、すでにウィリアム・テルその人になりきっていた。
「彼と同じぐらい正確だよ」
ヴァレー人は言う。7月にスイスの英雄と出会って以来、このSPをオーベルスドルフで演じるために、彼は毎日練習を重ねてきた。
「振付師のサロメ・ブルンナーと一緒に、夜練習したんだ。まるで夜の男みたいにね」

ランビエールはこのはつらつとした楽曲を踊り切った。長く続く快活な始まりを知らせるトランペットが風のように吹く鳴らされた時、ランビエールは音楽に合わせてそれほど複雑ではなく美しい一連の動きで、一陣の風のように切り裂き、体で表現し、自分の復活を喜ぶかのようなジェスチャーを加えた。

心から湧き上がる想いのみならず、彼は再び才能を見せつけた。
「フィギュアスケートで一番大事なことの一つは、音楽、あるいは音楽性です。僕は氷上でスピードを上げました。上手くやりたかったのです。ショーでもいつもアドレナリンが出ました。質の高いものを演じたいと思っています。人々、観客、周囲の人たち、そして友だちのために・・・」

ランビエールの復帰戦となったこの試合の審判たちは、彼のプログラムに正当な評価をつけた。合計点は77.45点。(2007-2008シーズンの)GPFで出した83,80というパーソナル・ベストに近い。これはご祝儀点だろうか?復帰した2回の世界チャンピオンに対する評価としては、そうとも言えない。
自分の責任でフィギュア界にカムバックした彼は、誰も恐れていない。
「復帰に関わるすべてのことがみんなすばらしいです。つまり、僕は試合が好きだということ、そしてそのための練習は恐れないということで、僕はフィギュアというスポーツを愛しているということです」

新しいSPの衣装は?明るいポイントのついた茶色だ。
「以前アーサー王とライオンキングの衣装を作った衣装担当の作品です。ちょっと伊達男風でしょ(笑)。チューダー朝のヘンリー4世からインスピレーションを得たんです。農夫風のスタイルです。ウィリアム・テルの日曜日の衣装ってところかな」

今日、ランビエールはフリープログラムを滑る。アストル・ピアソラのタンゴだ。そしておそらく、2010年バンクーバーオリンピックへの出場権を得るはずだ。

追記:
TSUGUMIさんのブログでこの記事の訳が紹介されています。
なお、ヘンリー4世はチューダー朝ではなくて、その前のランカスター朝の出のイングランド王だそうなんですが・・・。

by ciao_firenze | 2009-09-25 19:03 | フィギュアスケート

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